広島弁はかわいくない(個人差あり)
やっぴです。
この前、虎狼の血っていう映画のポスターに
「警察じゃけえ何をしてもええんじゃ」
という嘘でしょってくらいに絵にかいたような広島弁を見つけ、ふと思ったことがあるので綴ります。
それは、我が家の(特に両親の)広島弁のクセの強さについて。
うちの両親はどちらも広島で生まれ育ち、もうゴリゴリの広島弁の使い手なわけですが、
中学生になったあたりから「なんかうちの広島弁クセ強くない?」ってことに気づき始めました。
まず父。
なによりもまず一人称が「わし」
そんで二人称「おみゃあ」
そう、「お前」ではなくて「おみゃあ」
「お前ら」ではなくて「おみゃあら」
一人称が「わし」はまあ普通だけど、「おみゃあ」は絶対圧倒的マイノリティー。
そんな父の口癖は「おみゃあなんしとんにゃあ(お前は何をしているんだの意)」
基本なんか猫っぽくなるんですよね。
「~じゃないか」は「~じゃにゃーきゃ」だし。
こんなにかわいくないにゃーは聞いたことない。
ワーストオブにゃー。
そして母。
島育ち(と男まさりの性格)のため、女性のわりに非常に荒い広島弁の使い手。
そんな母がぶちぎれた時極めつけの脅し文句がある。それが、
「ぶさくるど!」
私はこの言葉を母の口から以外にきいたことがない。
たぶん、ボコボコにしばき倒すって感じの意味だと思う。きっと。
いまだに「ぶさくる」の全貌は誰も知らず、もはや我が家では伝説の秘技みたいな立ち位置になっている。
もはやここまでくると若干ぶさくられてみたい感もなくはない。
私が言いたいのは、広島弁がかわいいなんて妄想だってことです。ネイティブを極めるとここまで来るんだから。(個人差あり)
我が家は、千鳥の大悟が話す言語がまじで行き交ってますから。あれが日常。家じゅう大悟。
いつかかわいい広島弁が喋れますように!
ほいじゃあまたのぉ。
(またお会いしましょうの意)